Amplifire
Deep Musicmaster
Yamaha BB1200/2000
 

 

 


ツィード・デラックス・クローン

ヒューマン・ギアの八木さんが、製作していますTWEED TONE(TM) DELUXE 5E3 です。八木さん所有のオリジナル・フェンダー・ツィード・デラックスの音質を元に、より近い音質の、俗に言う当たり外れの”当たり”のギターアンプが、約5年ぶりの再発売品として登場し、改良を加えた最終型となっています。弦蔵では、オーダーから5ヵ月待ちのこの17年3月に上がってきたところです。弦蔵仕様は、貴重な50年〜60年代のRCAのNOSの真空管で構成されています。勿論マッチドされた、パーツで組み上がっています。電源は、117V仕様。弦蔵も音に妥協したくないので、より以上のものとの主旨でオーダーした次第ですが、八木さんは、流石、妥協は許さず、より以上の音質向上の為の特別仕様に仕立て上げてくださいました。感謝。本品は、60年代パーツも使い若干、ブルージなトーンとなっています。

サウンドチッェクですが、このアンプと、出来るだけギターの音質をそのまま伝えたい為に、癖のないPCOCCの30cmのギターケーブルと、58年ミュージックマスター2本(うち1本は、この2月にジャンク扱いで入手したものですが、ネックのメイプル材のトーンと、ボディのマッチングとセッティングが決まり、これ以上ない絶妙な弦のテンションが生まれ名器と言える程になってしまったものです。試奏用としていますが、行商の折は持参いたします。)、60年、63年デュオソニックを使用、それぞれ素の音ですので、より他の同年のフェンダーギターとも、音のニュアンスは共有できるものと思います。さて電源を入れ、1時間後に音質が変化しました。最初の1時間程度は慣らし運転といったところですが私が思うに、フェンダー初期にあたるツィードアンプ時代は、フェンダーギターは、メイプルネックの時代でもあったことから、ハードメイプル材との相性は良く、本品を音だしした結果も、メイプルネックの6弦開放のE音から、アンプの回路を通ってパイン材を揺るがすゴツンとした芯のでる立ち上った音は、たまらないもので、これでもうすべて納得できた気がします。ギターとアンプの個性は、アンプの個性の方が出ますが、繋がって1つの音と診るべきですので、良い弦も勿論のこと良いギターに良いギターケーブルと、出来るだけ、すべてを活かすシンプルな繋ぎ方で、音出しするのが、良いです。余計なものは妨げとなります。

このアンプは、パイン材の適度な重さと、木枠を叩いた時の硬さのある音質は、使い込んでの何十年先は、より丸みが出て素晴らし物になることでしょう!既にビンテージのトーンをもった製品である訳ですから、言うまでもないことかもしれませんが...。

 


 

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